大阪市天王寺区にある、天王寺動物園に行きました。
梅田駅(大阪駅)から御堂筋線で乗り換えなしの約15分。動物園前駅から徒歩5分の場所にあります。通天閣界隈(新世界)のすぐ隣。
入園料は500円。園内からは通天閣とあべのハルカスの両方が見えます。便利な立地と程よい大きさで、大阪観光のスケジュールにも組み込みやすい。
園内で見つけたかわいい看板やオブジェを以下にまとめます。
ゾウさんバギー
子供用として、園内で借りることが出来るカート。園内のあちこちに停められているが、縦列駐車はなかなかお見かけしないので撮ってみた。バギー自体の重量+お子さんの体重で、親御さんは腕力が鍛えられそうだ。
たべものをあげないで
シンプルな餌付け禁止の看板。統一のデザインらしく、複数の動物エリアで見かけた。どう見ても魚に見えるのだが、何の動物をモデルにしているのだろう。
ツルのたまご
中に入って写真を撮ることが出来る、ツルのたまごオブジェ。実際の100倍の大きさで、お子様限定らしい。残念。
ゴイサギより
この枯れ枝の束は、ゴイサギさんが真心込めて作った巣とのこと。下のパネルには製作者からのメッセージが寄せられている。天王寺動物園を住処とするゴイサギさんなので、当然ながら関西弁である。
優雅な白いカバ
中庭のような場所にいる白いカバのオブジェ。ぽつんと佇む立ち姿が何故だか美しい。
オランウータンの順路
手作り感溢れる雰囲気の木製看板。余談だが、目当ての動物がどこにも見当たらない…という悲しい事態も割とよくあるため、このように丁寧に居場所を教えてくれる看板はとてもありがたい。
豪快なリス
リス舎の前にあるオブジェ。かわいいなと思いながら顔を近づける前に、後ろの看板をよく読んだ方がいい。
はぐれペンギン
自販機の上にペンギンがいた。もちろんオブジェなのだが、わりとリアルな質感であるため、遠目から見ると思わず二度見するかもしれない。ちなみにこの自販機は出口近くのあまり動物がいないエリアにあったので、お帰りの前に是非探してみてほしい。
ボール好きのホッキョクグマ
矢印型の案内看板に、クマのイラストが描かれている。オレンジのボールをギュッと抱きしめていてかわいい。天王寺動物園にはかつて、オレンジのボールが大好きなシロクマがいた。彼女がモデルなのかもしれない。
【おまけ】ホッキョクグマ・イッちゃん
天王寺動物園には今まで何度か来たことがあるのだが、その度に必ず訪れる場所があった。ホッキョクグマ舎である。
人間のエゴでしかないので文句は言えないが、動物園の動物たちは、見物客の期待とは裏腹に、あまり派手な動きをしない場合も多い。
しかし、天王寺動物園のホッキョクグマ・イッちゃんは、いつ見てもよく動き回っていた。ぐるぐると徘徊したと思えば、枝を咥え、水辺に飛び込み、ボールをつつき回していた。目を惹きつけられてその場から離れられず、気づいたら30分以上経っていた。



この世の全てのホッキョクグマを見たわけではないけれど、彼女ほど仕事が出来て、ファンサの上手いホッキョクグマも珍しいだろう。本人は遊んでいるだけかもしれないが。
コロナ禍もあり、数年ぶりに天王寺動物園を訪れた。いつもと様子が違うと思ったら、イッちゃんはもういなかった。
ズーラシアにも行かなければ。
ホッキョクグマ舎の近くにいつもあった、大好きなこの看板も今回見当たらなかった。周辺が改装工事中だったので一時的に除けられているだけだと願いたい。