【鎌倉編】ひとり卒業旅行として、源義経ゆかりの地を巡った話・その3【江ノ電】

大学卒業間際(約10年前)に、大好きだった大河ドラマ「義経」を唐突に思い出し、源義経ゆかりの地を巡ることにした。平泉・京都・鎌倉の3か所を訪れた中で、当記事はその3【鎌倉編】です。

詳しい経緯についてはこちらをご覧ください↓

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※各施設等の情報はすべて2013年当時のものです。現地へ向かわれる場合は、必ず最新の情報をご確認ください。

今回巡る4か所は江ノ電の路線周辺に固まっており、また今回記載する順に回るとちょうど江ノ電の始点から終点まで乗車することができる

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当日は江ノ電の1日乗車券「のりおりくん」を購入した。大人800円。この手の切符があると、気になる駅で気軽に降車出来るのが嬉しい。江ノ電のようなコンパクトかつ景色の良い路線だと、この強みが生きる場面が多そうだ。

白旗神社

冒頭から江ノ電の話をしてしまったが、この「白旗神社」のみ藤沢駅から小田急江ノ島線で1駅の藤沢本町駅が最寄りである。駅から商店街を抜けて徒歩7分。

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平泉で打ち取られ首だけの姿となった義経が鎌倉へ送られた後、兄・源頼朝の命によりここに祀られたとのこと。

鳥居をくぐり暫く歩くと階段があり、そこを上ると社殿。また、階段下には兜の形をイメージして造られた鎮霊碑もある(社殿に向かって左手)。見逃してしまいそうな位置にあるため、忘れずに見ておきたい。

加えて、藤沢本町駅から白旗神社へ向かう途中に「義経首洗井戸」があるため、駅までの帰り道に寄ってみた。住宅街の中にあるため、探すのに苦労した。交番の横の路地を入った先の小さな公園の中にある。

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この奥の井戸で鎌倉に戻された義経の首が洗われたとのこと。写真右の丁寧な立看板によると、首実験のあとに捨てられた首を地元住民が拾って洗ったらしい。謀反人としての最期は虚しいものがある。

義経の首塚。湯呑み茶碗や瓶などが置かれていた。

満福寺

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藤沢駅から江ノ電で6駅目の腰越駅。駅を出るとすぐ近くに満福寺への入口階段がある。

ここ満福寺は、兄・頼朝に会うため鎌倉へ向かった義経が、鎌倉への立ち入りを許されずに一時留め置かれた寺である。この地で書いた兄への思いを綴った手紙である「腰越状」のエピソードが有名。大河ドラマ「義経」では第39回に描かれている。

境内には慰霊碑の他、弁慶の手玉石や腰掛石などもある。腰掛石が腰を掛けるには少し小さめな気がする。

拝観料大人200円で建物内へ入ることができる。写真は受付付近に居た猫。気持ちよさそうに眠っている。勝手に寝顔を載せてしまって申し訳ない。

義経の生涯が描かれた襖絵が美しい。写真の他にも沢山の種類がある。右の写真の襖は(当時の)拝観チケットの絵柄にも使用されていた。

額に収められた腰越状の下書きが展示されている。想像以上の分量。平家を滅ぼした方法なのか、無断で法皇から位を貰う形となったことなのか……義経のこれまでの行いの中で、頼朝が許せなかったのはどの点かについては諸説あるとのことだが、この書状で気持ちが伝わらなかったことは確かだ。

満福寺の階段下すぐに踏切があるが、偶然江ノ電が通るところに出くわした。住宅街をぬって走る小さな江ノ電が可愛らしい。

由比ガ浜

腰越駅から江ノ電で6駅目。駅を出て約5分歩くと由比ヶ浜海水浴場に出る。サーファーも多いことで有名だが、訪れた10月下旬にはあまり人がいなかった。

大河ドラマ「義経」第46回にて、鎌倉方に捕らえられた最中に静が義経の子を出産し、その子が男児だったためすぐに殺害されてしまうエピソードが描かれているが、遺棄されたと言い伝えられているのがここ由比ヶ浜である。その話を踏まえると曇天の下の海が何とも物悲しく見えてくる。

鶴岡八幡宮

由比ヶ浜駅から江ノ電で2駅で鎌倉駅に到着。駅前の賑やかな商店街を抜けると、鶴岡八幡宮に辿り着く。まっすぐ向かえば徒歩10分ほどだが、非常に混み合うことが多く、また食べ歩きや寄り道をしてしまいがちなので実際にはもっと時間がかかる。

https://www.hachimangu.or.jp/

有名な観光地のため、親子連れも多い。道路に面した鳥居を抜け、境内をまっすぐ歩くと立派な舞台があり、その奥の階段を上がると本殿となる。

大河ドラマ「義経」第46回では、子を失った直後の静が鶴岡八幡宮への舞の奉納を命じられる場面が描かれている。敵地の中で覚悟を決め、義経を慕う「しずやしず」の歌で舞う静の姿は、同時に舞うように戦う義経の姿とドラマのオープニング曲とが絡み合い、とても美しいシーンとなっていた。

【おまけ】大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

今回の【鎌倉編】は現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の聖地巡礼として見ることもできます。頼朝・義経の兄弟を「義経」では中井貴一さんと滝沢秀明さんが、「鎌倉殿」では大泉洋さんと菅田将暉さんが演じています。義経の雰囲気が真逆に描かれているのが面白い。

www.nhk.or.jp

また現在、鶴岡八幡宮境内には期間限定で大河ドラマ館が設置されているとのことです。

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