まるでテーマパークのような東京駅丸の内駅舎。新幹線も止まる巨大ターミナル駅であるにも関わらず、外から見るととてもレトロでクラシカル、というギャップがたまりません。
しかし、素敵すぎるあまり、休日の観光客の多さが異常。時間帯によっては写真を撮るのも一苦労です。
建物と一緒に自分の姿も収めたいのであれば、まぁ頑張ってくださいとしか言いようがないのですが、建物だけを撮りたいのならば、思い切って角度を変えてみるのは如何でしょうか。
近くに穴場があります。KITTE丸の内です。
KITTE丸の内とは？
６階建てのショッピングビル。内装のデザインは建築家の隈研吾氏。大きな吹き抜けを取り囲むようにショップが並んでおり、とてもお洒落。
また、１階部分には東京中央郵便局がある。土日祝も18:00までは郵便窓口が営業しており、郵便関係の限定グッズや切手シートを手に入れることができる。
１階エスカレーター前にいるチョコレート色のぽすくま。かわいい。
旧東京中央郵便局長室（4階）から見る東京駅
４階の一角にある旧東京中央郵便局長室。無料で入ることができます。こじんまりとした室内ですが、レトロな調度品が並んでおり、映画のセットのようで素敵。
椅子に座り手紙を書いても良いとのことだが、他の来場者の視線が気になって多分書けない。
懐かしの黒電話。この部屋の雰囲気によく馴染んでいる。ちなみに「懐かしの」と書いてはみたものの、レプリカ以外を見たことは一切ない。
一通り室内を堪能した後、窓から外を見てみます。局長席の後ろです。
写真だとどうしてもガラスの反射が写ってしまいますが、肉眼で見ると遠すぎない程よい距離でとても良い眺めです。人の行き来をぼーっと追いかけるのには最適なサイズ感。人々がぱらぱらと横断歩道を渡り、駅舎に吸い込まれていく様子が面白い。
屋上庭園「KITTEガーデン」（6階）から見る東京駅
６階から屋上へ出ることができます。中央部分はベンチ等のある憩いの場になっていますが、駅舎側はバルコニーのような細い通路となっており、丸の内界隈や東京駅のホームの様子を上から眺めることができます。
カメラを駅舎側に向けてみます。
地上ではカメラに収めることが出来ない、端から端までを斜め上の角度からすべて見ることができます。この距離だと人の動きがあまり気にならず、建物をじっくりと眺めることもできる。
少し視線を左にずらすと、駅前ロータリーや丸ビルなどもよく見える。この日は土曜日でしたが、平日夜だと建物の上から下までびっしりと電気がついている。皆さん、遅い時間まで本当にお疲れ様です……。
