先日、旅行中に偶然出会ったご当地マンホールについての記事を書きました。
不意に見つけるご当地マンホールも嬉しいのですが、意外性という点でそれを大きく上回るのがパブリックアート。道端で偶然自分好みの作品を見つけると、掘り出し物を見つけたような気分になります。
偶然の出会いに感謝しつつ、特に気に入っている4つをまとめます。
函館市内のクマ
五稜郭公園前駅から函館タワーに向かうまでの道端にあった彫刻。
タイトルは「ぢっと手をみる」。石川啄木の短歌のように自分の掌を見つめるクマ。クマの世界の労働も割に合わないものなのかもしれない。何とも言えない哀愁を感じる。
五稜郭タワーのヒジカタ君もかわいい。
名古屋市内のコアラ
地下鉄東山公園駅を出てすぐ、東山動植物園に向かう道中にある石像。
ベンチのような花壇の一角にちょこんと座っているコアラ。実物大くらいの大きさ。視線は動物園の入場門の方へ向いている。脱走してきたのだろうか。
東山動植物園内にもかわいいオブジェが多かった。とても満足。
京都市内の機関車
JR京都駅前、京都タワー入り口付近にある石像。
ゆうパック60サイズの箱に入りそうな小ぶりの機関車。コロンとした可愛らしい見た目。交通量の多い烏丸通沿いにひっそりと設置されている。
京都タワーのたわわちゃんもかわいい。
大阪市内の鳩と人
北区にある中之島の川沿い、淀屋橋と肥後橋の間にある彫刻。
タイトルは「広場-鳩のいる風景」。2匹の鳩をじっと見つめる1人の人間が描かれている。この中之島、特に中央公会堂の付近には鳩が多く、人に慣れているのかなかなか逃げない。そのため鳩を何気なく見ていると自然とこの作品のような構図が出来上がる。
よく見ると優しい顔をしている。
中之島が舞台の『鍵の掛かった男』を読んで以来、大阪を訪れた際には必ず中之島を散歩している。晴れた日の昼間も心地良いが、冬の夜のイルミネーションもまた格別。