先日、ご当地スタバカード収集についての記事を書きました。
今回は、同じカードでも収集の難易度が少し高めの「ご当地交通系ICカード」についてです。こちらは終わりが見えない沼のような界隈。
交通系ICカードの種類
交通系ICカードには大きく分けて3つのタイプがあります。
- 全国相互利用
- 地域連携型
- 独立型
それぞれ使える範囲や入手難易度が異なるため、目当てのカードがどの種類であるかは事前に確認しておきたいところ。
全国相互利用(入手難易度:低)
「IC」マークの付いている電車・バス・店舗であれば全国どこでも使用できるICカード。全9種類。
- Suica(首都圏ほか)
- PASMO(首都圏)
- Kitaca(札幌地区)
- TOICA(東海地方)
- manaca(愛知県)
- ICOCA(西日本)
- SUGOCA(九州地方)
- nimoca(九州地方)
- はやかけん(福岡県)
どのカードも大都市をエリアに含んでいるため、比較的容易に入手できる。最短ルートとして、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5都市を回れば9枚全て手に入る。
地域連携型(入手難易度:中)
例)ICAS nimoca、totra、SHIKOKU ICOCAなど
各地域オリジナルの皮を被った全国相互利用カード。カードの名前やカードの片隅に「全国相互利用」カードの名称やロゴが入っているかどうかで判別できる。中身は全国相互利用カードと同じであるため広いエリアで使用することが出来るが、限られたエリアでしか手に入らない。
購入するためには各地域へ出向く必要があるが、使える交通手段や店舗が多いため、最低チャージ額(後述)を使い切ることには困らない。
独立型(入手難易度:高)
例)SAPICA、ICa、OKICA など
各地域の交通会社が独自に作成しているICカード。当然その営業エリア内でしか手に入らないうえ、そのエリア内でしか使用できない。
更に最低チャージ額(後述)が高額である場合が多く、チャージした2,000円分を旅行中に全て使いきれなかった…という悲劇が発生しがち。
交通系ICカードの買い方
①券売機で購入
「全国相互利用」のカードは基本的に券売機でも販売されている。画面に従って各ICカードを新規・購入します。
また「地域連携型」「独立型」のカードの中にも券売機で新規購入できるものがあるため、窓口へ並びたくない場合は要確認。
②窓口で購入
窓口へ行き、「無記名式の〇〇カードを購入したい」と伝える方法。無記名式の場合、申込書などの記入は基本的に不要となる。(まれに例外もある)
購入時の注意事項
デポジット
どのICカードにも必ず「預り金(デポジット)」がある。チャージするお金の他にカード代が取られるようなもの。500円である場合が多い。
この500円は、将来的にカードが不要になった際、窓口へ返却すれば返金される。
最低チャージ額
新規購入する際、どのICカードにも「最低チャージ額」が定められている。安いものだと500円。高いものだと数千円かかる場合もある。
つまり、ICカードを購入するときに支払う額は、デポジット+最低チャージ額となる。
販売停止
半導体不足の影響により、2023年夏頃から関東圏にてSuica・PASMOが新規購入不可となっています。
しかし、定期券以外の電車利用にはSuica・PASMO以外の「全国相互利用」のカードや「地域連携型」のカードを使うことができるため、他の地域のカードに目を向ける良いきっかけとなるかもしれない。
収集の記録
今までの購入記録についてまとめたもの。購入場所や入手難易度についてもできる限り書いているので、少しでも参考になれば幸いです。