ジャンルを問わず、好きな3次元の芸能人(以下「推し」と表記)がいる方にお聞きします。
あなたがライブやコンサート、舞台などを見に行く動機はどちらですか?
- 推しに「見られたい」
- 推しを「見たい」
1を選んだ方には、ここから先の内容は全く刺さらないかと思います。時間の無駄になると申し訳ないので、このままページを閉じていただいても構いません。
この記事は2を選んだあなたに向けて書いた、防振双眼鏡の良さを一方的に語るだけのブログです。
防振双眼鏡とは何か
「防振機能」が付いた双眼鏡のこと。
双眼鏡は倍率が高ければ高いほど重くなり、その重みによって構えるポーズも不安定になるため、時間が経つにつれて無意識のうちに腕が震え出し、見ている映像も小刻みに揺れてしまいます。
しかし「防振機能」の付いた双眼鏡であれば、その手振れを補正することができます。スイッチをONにするだけで小刻みに揺れていた映像が滑らかになり、ブレが無くなることではっきりと見えるようになります。
防振双眼鏡の長所と短所
長所:綺麗に見える
防振機能による見え方の変化を例えるとすれば、素人が撮った小刻みに画面が揺れている映像が、プロのカメラマンが撮った映像に切り替わるようなものです。
安定した映像だと細部までよく見ることができるため、遠くからでも表情、アクセサリーの有無、汗のかき具合、服のシワなどが確認できるようになる。
短所:重い
600mlの麦茶のペットボトルくらいの重さのものを目の前に構え、約2時間そのままの姿勢をキープすることになります。公演の後半は腕が上がらなくて辛いし、翌日は悲惨なことになる。
そして当然、荷物も重くなります。肩が痛い。
こんな人におすすめ
1秒たりとも目を離したくない
たった1人の推しが好きで、ずっと見ていたいあなたへ。
死角にさえ入らなければ、どの座席からでも開演から終演までずーーーっと見ていられます。
「マルチアングル」が好き
ライブ映像が円盤化される際の特典としてたまに見かける「マルチアングル」。1人のメンバーに1台のカメラが付き、曲中ずっと姿を追いかけるようにして撮られた映像のことです。
防振双眼鏡があればいつでもセルフマルチアングルが楽しめる。
こんな人には不要
ファンサが欲しい
うちわを持ってください。
アリーナ席が好き
防振双眼鏡の最大の敵は、距離ではなく死角。アリーナ席ではステージやトロッコ、周りの人の頭部などありとあらゆる物に遮られ、観察対象の姿が確認出来なくなります。そのような状況ではさすがの防振双眼鏡でも無力化されてしまう。
会場全体を見たい
会場の雰囲気を楽しみたい、グループ内に特定の推しがいない、モニターの映像さえ見られれば十分…という場合も防振双眼鏡だとオーバースペックです。
Canon BINOCULARS 10×30 IS Ⅱ
今は新しい機種が発売されていますが、個人的に愛用している防振双眼鏡はCanonの「BINOCULARS 10×30 IS Ⅱ」。倍率10倍、重さは電池を除いて600g。
購入から約8年ほど使用しており、防振機能に関しては大満足。年々重みが増しているように感じますが、これは単純に加齢のせい。
主にドーム公演で使用していますが、2階スタンドでもダンスの動きが綺麗に見えます。ずっと覗いていたい。倍率10倍なので、たまにアリーナ規模の会場で使うと大きく見えすぎて驚く。ただ、劇場1階席のような近さだと逆に全身が見えないため、舞台の現場が多い場合は倍率を落としてもいいかと思います。
※2023年5月現在、Amazonでの取り扱いは中古品のみですが、楽天では新品の取り扱いがあります。高額商品のため、お買い物マラソンなどのセールで大量ポイントバックを狙うとお得です。
あると便利な周辺グッズ
ネックストラップ
購入時の付属品としてシンプルなストラップが付いていますが、気に入ったものに付け替えるとなお良い。紐部分は太ければ太いほど肩の負担が減るため、一眼レフカメラ用がおすすめです。
携帯用クリーナー
レンズに付く指紋は大敵。乾拭き用のクロスもありますが、個人的には個包装のウエットタイプのものが好きです。
充電式電池
あると便利、というより必需品です。初期費用として数千円かかりますが、繰り返し充電して使えるため、長い目で見ればコスパがとても良い。
いつもフル充電の状態で、2時間半のドーム公演のほぼ全ての時間をスイッチONの状態で使用していますが、途中で電池切れになったことはありません。