最近の切手が可愛すぎる。
よく見かける花柄の63円・84円切手は「普通切手」と呼ばれ、コンビニ等でも容易に手に入り、広く一般的に使用されています。
今回その良さを語りたいかわいい切手とは、シール切手こと「特殊切手(シール式)」です。主に63円×10枚綴りと、84円×10枚綴りの2種類があります。
シール切手の良さ
貼りやすい
シールなので当然ではありますが、とにかく貼りやすい。糊を準備する手間やはみ出さないように塗る手間が省けるのはとてもありがたい。
なお、個人の意見ですが、切手を舐めて貼る文化はなるべく早く廃れてほしい。
可愛らしい
とにかくデザインが可愛らしいものが多い。A5サイズから名刺2枚分くらいの大きさまで様々なシートがありますが、その限られた用紙の中に各々の世界観がぎゅっと閉じ込められており、シート1枚で1つの芸術作品のようです。使うのが勿体ない。
集めやすい
切手の世界は奥深く、コレクターと一口に言ってもピンからキリまで様々な方がいらっしゃるとは思いますが、収集に飽きたら使えばいいという心理的ハードルの低さにより、比較的手を出しやすいコレクションアイテムだと感じています。
使いどころ
手紙を出してみる
ストレートに、封筒へ84円切手を貼る方法です。ただ、なかなか手紙を書く機会がない。
余談ですが、以前の職場で士業の事務所からの郵便物を受け取る業務をしていた際、3割ほどがかわいい特殊切手を使っており、とても心が和みました。勤務先で切手を購入する役割の方、もしお堅い職場でなければ是非かわいい切手の使用を検討していただきたい。
懸賞ハガキを出してみる
懸賞は官製ハガキではなく63円切手を貼ったハガキでも当たります(経験談)。当選者を選ぶ立場になったことがないため影響の有無は分かりませんが、私と同じく絵心のない方は特に、ハガキを華やかにする手段の1つとしておすすめです。
自分にハガキを出してみる
旅先で購入したポストカードを使って、自分に手紙を書いてみるのも面白い。観光地などには投函すると特殊な消印(風景印)を押して貰えるポストもあります。
どこで購入できる?
郵便窓口で
郵便局の窓口へ行き「(63円または84円の)シール切手のシートをください」と伝えると、現在その店舗に在庫のあるシートを見せて貰えるため、その中から選びます。大きな郵便局では窓口周辺に吊り下げてあることもありますが、その場合は欲しいものを手に取って窓口で支払いをします。
この方法の短所は、在庫の有無が窓口まで行かないと分からないこと。声をかけてから目当ての絵柄が無い場合に「やっぱり辞めます」とは言いづらい。そして、殆どの局が平日昼間にしか窓口を開けていないことも地味につらい。
ネットショップで
狙っている絵柄がある場合は、発売直後に郵便局公式ネットショップで購入するのが間違いないと思います。シール切手のみの場合の送料は、最安で税込360円(ゆうパケット)です。
東京中央郵便局で
是非一度訪れてほしい場所が、東京駅丸の内南口目の前にある「東京中央郵便局」。ここでは在庫のあるシール切手がカタログのように展示されており、窓口に行く前に目当ての切手を探すことができます。その他にも記念切手や郵便関係のグッズが数多く取り扱われています。
そして、日中であれば土日も営業しているところも嬉しい。
今まで購入したシール切手
今まで購入した切手を、郵便局公式サイトの力を借りつつ振り返りたいと思います。個人的な記録で恐縮ですが、こんな切手もあるんだなぁと思っていただければ幸いです。シリーズごとにまとめます。
キャラクターもの
ムーミン、ドラえもん、ディズニー等、様々なキャラクターが発売されていましたが、中でも珍しいゲームのキャラクターがこちら。
スーパーマリオ
2017年発売のため82円。シール切手に注目するきっかけとなった1枚でもある。シート左上の、マリオがブロックを叩いている絵柄の切手が台紙と一体になっているところが好き。
ポケモン
84円のシートはポケモン同士が仲良く遊んでいる絵柄。季節感もありとても気に入っている。対して63円のシートはポケモンカードをそのまま切手にした絵柄。雰囲気は真逆だがどちらも好き。
おいしいにっぽんシリーズ
現在第4集まで発売されているおいしいにっぽんシリーズ。福岡→札幌→名古屋→金沢と巡っており、84円のシートは食事系、63円のシートはお土産・おやつ・軽食などの絵柄。食べ物のイラストがとても美味しそうで空腹時にはつらい。シートを折り畳んだ際に表紙となる絵柄も可愛らしくとても凝っている。
絵本の世界シリーズ
毎年発売されている絵本の世界シリーズ。今まで、きんぎょがにげた→はらぺこあおむし→ぐりとぐら→レオ・レオニ作品(スイミーなど)→しろくまちゃんのほっとけーき→くまのがっこう、と発売されており、どの絵柄も可愛らしい。2022年の「くまのがっこう」は、シート全体で1枚の絵のようになっており大変使いづらい。今年はどの絵本か、今から楽しみにしている。
江戸ー東京シリーズ
レトロな絵柄の江戸ー東京シリーズ。日本橋→浅草→上野と巡っている。シート全体が地図になっており、まるで観光マップのように切手が配置されているところが良い。
シール切手はありませんが、目白の「切手の博物館」もとても良かった。おすすめです。