荒川弘氏の人気漫画を実写化した映画「鋼の錬金術師」。2022年6月、全3部作の3作目が公開され、原作に続き実写映画も完結となりました。
- 2017年 映画「鋼の錬金術師」
- 2022年 映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」
- 2022年 映画「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」
2,3作目は上映終了して間もないため、まだ自宅では観ることが出来ませんが、1作目はDVD化され、Amazonプライムビデオでも視聴可能となっています。
コロナ禍の中、ほぼ全編がグリーンバックの撮影となった2,3作目に対し、1作目はイタリアや日本国内でのロケも行われています。流石にイタリアへは行けないので、日本国内の主なロケ地2箇所についてまとめます。
訪問時期は2018年秋です。現在の状況とは異なる可能性があるため、今後現地へ行かれる際には、必ず最新の情報をご確認いただくようお願いいたします。
神戸市立王子動物園(兵庫県神戸市)
阪急「王子公園」駅 徒歩3分、JR「灘」駅 徒歩5分
合成獣を研究する錬金術師・タッカーさんの住むお屋敷です。
大阪梅田駅より阪急電車で向かいました。余談ですが、大阪梅田駅、始発駅のためホームにレトロな車両がずらりと並び、その光景がとても印象的でした。王子公園駅から動物園までは歩いてすぐの距離です。
入園料大人600円を支払い、目的地へ。重要文化財「旧ハンター住宅」は敷地内の一番奥にあります。
動物園の風景から急に景色が切り替わり、綺麗な若緑色の建物が見えてきます。


作中で使われた外観そのまま。エドとアルが雨の中座り込んでいた階段もあります。館内公開を行っている時期であれば、追加料金なしで建物内へ入ることも可能です。なお、公開時期については必ず事前に確認してください。


エド、アル、ウィンリィの3人が訪問したシーンは1階部分で撮影されています。廊下部分がサンルームのようになっていてとてもお洒落です。
また、エドが1人で再訪問したシーンは2階部分の廊下と階段が使われています。誰もいない階段をエドが皆の名前を呼びながら登っていく場面はホラー作品のような緊張感がありました。直後のタッカーさんとの対峙シーンはこの映画の見どころの1つです。怒りをぶつけるエドの気迫に圧倒されます。


このまま帰るのも勿体ないので、動物園を一周します。


パンダのタンタン。床に張り付いています。ぺたんこになっていてとてもかわいい。上野動物園だと一瞬しか見ることができないパンダをじっくりと眺めることができて嬉しい。


レッサーパンダ。2匹でずっと戦っていました。レッサーパンダは威嚇のポーズが可愛すぎることで有名ですが、流石にそこまでは見られなかった。
↑ 園内で見つけたこの看板が可愛かったので、別記事にまとめました。
和歌山マリーナシティ ポルトヨーロッパ(和歌山県和歌山市)
JR和歌山駅より路線バス約40分、JR海南駅より路線バス約15分
映画冒頭に登場する都市・リオールの街並みです。
JR和歌山駅から和歌山バスで50分程かかりました。帰りは最寄駅のJR海南駅へ向かうバスに乗りましたが、こちらは駅まで15分程です。和歌山駅から海南駅は約15分で、1時間に2本程度の運行です。どちらのルートを取るかは好みの問題ですが、私のように路線バスが苦手な方は素直に海南駅を経由した方が良いと思います。なお、バスの本数が限られているため、必ず事前に確認してください。
バスを降りると既に異世界。リゾート感溢れるエリアです。周辺にはリゾートマンションも多い。マリーナシティ内にあるポルトヨーロッパ、各種アトラクションには追加料金がかかりますが、入場は無料。バス停に近い西側エントランスから入りましたが、数歩ですぐにヨーロッパです。




小さな階段を昇り降りするような、路地の中に迷い込んだ感じが素敵です。どこを撮っても様になる。映える写真が撮りたい方にもおすすめです。
中央の噴水広場と、広場までの道がロケ地です。エドが走り回った街並みがそのまま存在していてとても嬉しい。映像と見比べると、立ち位置まで分かるのでより楽しい。


ちなみに、西側エントランスのすぐ前にある直売所「紀ノ国フルーツ村」には新鮮なジュースや和歌山の各種お土産品が一通りあるため、買い物にもバスまでの時間調整にもおすすめです。
↓ 3作目「最後の錬成」について書きました
↓ 山田涼介さん映画出演作のまとめです